70 years after WW2, "Hello Kitty" dances on
January 21, 2015
首都ヴィエンチャンのバスのほぼ全てが、日本からサプライされている。平成二十五年の各国政府による直接投資は、中国四割、タイ一割、ヴェトナム六%。日本政府は、バス提供のみならず、今後は投資額を引き揚げていく予定。
FDI = Foreign Direct Investment in Laos amounted to a total of US $2.64 billion in 2013, according to the Laos government statistics. China 40%, Thailand 10%, Vietnam 6%. Japan's contribution to Laos is currently focused mainly on ODA = Official Development Assistance. 99% of the buses (large and small) in its capital, Vientiane prints the Japanese flag, with a "kawaii" message - "FROM THE PEOPLE OF JAPAN".
Btw, Singapore's PM Lee Shien Loong has hailed Tokyo's recent movesto take a greater role in world affairs.
余談だが、シンガポールのリー・シェンロン首相は、我が国の積極的平和主義への賛同を表明している。
"From the People of Japan" - It (the coloring) resembles the "Tokyo Metropolitan Bus" , but it is far likely it has been delivered in a mint condition, not a second hand. 都営バスに色が酷似しているものの、おそらくすべてが新車だと思われる。「日本国民のみなさんから贈られました」、とすべてのバスにステッカーが貼られている。
"Hello Kitty" and "Doraemon" at a gift shop in Vientianne. 最強タッグ、東南アジアの秘境ラオスにても健在。
Laotian Child Monks and Toshiba
戦後七十年のラオスで極めて驚いたことは、韓国人の多さである。許し難いことに、スーパーのレジで、カムサムニダと声をかけたれた筆者だったが、冷静に笑顔で「ありがとう。ありがとう」と繰り返し"誤解" を払拭したのであった。とはいえ、日系メーカーもそれなりに存在感をアピールしている。
I was surprised to see so many Korean people in Vientiane. They even have a "K -Town", a Korean Town area. However, Japanese automakers and manufacturers are still quite popular.
Japanes girl's magazine "Ray" in Laotian viersion. You can also see the word "Kawaii" next to it. It means "cute" in Japanese. Pop culture rocks. 雑誌 "Ray" のラオス版を、現地のスーパーで発見。隣りには、「かわいい」の英文字がみえる。東京発のポップカルチャーは、ここでも存在感を発揮している。
ラオス-日本 武道センター。ヴィエンチャン市内。
Mitsubishi & Toyota in Vientiane.
Korean cars KIA on the rise. At the back is TOYOTA. To my surprise, probably around 50% of the cars were Korean. Seoul is gaining rapid influence. 韓国車の多さに目を見張った。おそらく五割以上、下手したら六割かもしれない。家電製品にしても、テレビと洗濯機は、サムソンとLGが売れているようだ。このままでは、日本メーカーは危ない。ラオスのマーケット規模は小さいかもしれないが、軽視することは許されない。安倍総理の約1年前のヴィエンチャン訪問が、それを裏付けている。
Very safe. Helments mandatory sir!? 今日も安全運転。
"BYD". The only Chinese car I saw. However, it is likely that within 3 years, we will see a steep rise of "Made in China autos". 市内で唯一見かけた中国車。とはいえ、ここ三年から五年の間には、低価格を武器にラオス市場を席巻する可能性大。
World's No. 1 bullet train is Japan's "Shinkansen"
経済産業省「2014年度版 通商白書」によると、同年五月の段階で、ラオス駐在の日本人はわずか636名、11社のみが進出している。三万人、1149社のシンガポール、さらには六万人、1956社のタイと比較しても、その少なさは顕著だ。
前回の「Laos Part 1」でもご紹介したが、確かに日本政府はこれまでODAを中心に、ラオスに投資してきた。幾つかのホテルを転々としたが、とあるホテルのオーナーは、ヴェトナム系ラオス人であった。唯一の共通言語・タイ語で会話したが、「中国についての印象」を尋ねると、興味深い答えが帰ってきた。「私たちラオス人は、正直あまり中国を好きではありません」、と。2013年度の直接投資40%を占める中国だが、少なくともこのオーナーによると、日本のほうが親近感を感じるという。
「私は日本人ですが、最近の中国のアジア近海における軍拡、膨張には憤りを覚えます。ヴェトナムと、中国も鋭く南シナ海で対立しているでしょう」、と聞くと、彼は大きく目を見開き、「まったくその通りです。大変危険な行為であり、看過することはできません」、と溜め息をついた。
また、「ラオスは共産主義国家ですか?」と尋ねると、「いや、ちがう。表向きはそうかもしれないが、実態は完全に資本主義、キャピタリズムさ。共産主義なんて成功するはずないじゃないか!」、と白い歯をみせる。ビジネスと、政治体制はまったく切り離して考えるべきだと繰り返し強調するのだった。
来月の二月八日から十日の三日間にわたり、タイのプラユット暫定首相が、東京を訪問する。
安倍総理との会談では、タイ国内の高速鉄道計画を3つ提案するだろう、と地元紙は報じている。そして、日本側は「バンコク - チェンマイ ルート」を選ぶだろう、と。すでに、年内には、中国がタイ北部を拠点に鉄道建設を開始することが決まっている。ノンカイ - パタヤ隣りの南部ラヨーン県 をつなぐ- 計873KMのこの大型プロジェクトは、2018年に開通する予定であり、我が国も傍観している訳にはいかない。中国南部から、ラオスに乗り入れる高速鉄道計画も、すでに進んでいるからである。よって、653KM のBKK - Chiang Mai 間のモンスター級プロジェクトを日本が受注することは、必須だ。我が国が誇る新幹線とは言わなくても、それに近い "Made in Japan" の特急クラスがバンコックに乗り込む時代が来たのかと思うと、胸は高まる一方である。
ただ、個人的な考えを最後に述べさせて頂くならば、戦前のThai-Burma Railway, すなわち泰緬鉄道を近い将来、日本主導で復活・進化させたいというのも、本音である。戦後七十年の今年だからこそ、連合軍捕虜一万三千人を含む、総勢五万五千人の死者を出した、別名「死の鉄道」を「夢の鉄道」へと発展、昇華させることの重要性は、決して強調しすぎることはない。
Good rail, good life.
JB's Editor in Chief - 谷山雄二朗 YT