Speech by Megumi’s MOM | 横田めぐみさんママの声を、今こそ金正恩に届ける時

「拉致問題と言われていますが、これは本当は’問題’ではなくて事件なんです。何の罪のない人が突然他国にさらわれていくのですから」

横田早紀江さんの言葉だ。ぼくは先日、拉致を解決するための集会に参加した。200名ほどでいっぱいになる川崎市平和記念館が会場だ。最前列ど真ん中の席を確保し、2時のスタート前には座席は埋め尽くされた。ただ、その光景をみた第一印象は、高齢者が大半を占めているということに尽きる。時間とお金があるのは、たしかに年配の人たちだからといえばそれまでだが、10代、20代ミレニアム世代がぶいぶい言わせている米国トランプの集会などに比べると、その「大人しさ」と「グランパ感」には正直圧倒された。というか、見渡す限り10代はおろか二十歳前後の男女を見出すのは、トムクルーズのMission Impossibleに近いものがあった。

 

https://youtu.be/92_bDV0Wa00

1977年11月15日、新潟の海岸そばで北朝鮮に拉致された横田めぐみさんは、当時13歳のバトミントン少女だった。先週の10月5日に54歳の誕生日を迎えられたことを考えると、時が経つのは実に早い。早紀江さんたち拉致被害者の家族をサポートしている「あさがおの会」のお姉さんたちは、まるで女子高生の如きストレンスを醸し出しており心強かったが、とはいえ全体的にもっともっと学生たちに「拉致事件」を広めていく必要があるのではないか。それが率直な思いだ。

ブロガー谷山雄二朗、今回はその場で見たもの感じたものをストレートに読者に伝えることにする。一人でも多くの日本人とシェアすべきだと考えるからに他ならない。

午後2時の開演直前、横田早紀江さんがご入場された。ぼくの斜め前の関係者席に座られたが、インターネットやその他メディアでご拝見するよりも御年齢を感じさせられた。1977年の今頃、突然「行方不明」になった愛娘を探すこと今年で41年。その塗炭の苦しみおよびストレスは、到底我々の想像を絶する次元でないわけがない。今回アップロードしたショート・ヴィデオを見ればわかるように、早紀江さんは若い頃からそれは大変美しい方であった。しかしながら読者もご存知のように、ここ四十一年間はめぐみさんを救出すべく戦ってこられた。1997年になるまで、即ち「北朝鮮の国家犯罪だった」ことが判明するまでじつに20年もかかったこの「事件」を考えれば、Japanという列島が果たして本当に国家の体をなしているのか疑わしいと言わざるを得ない。そしてそれを最も痛感されているのもまた、横田滋さん、早紀江さん、拓也さんたちをはじめとする拉致被害者のご家族の方々に違いない。

いずれにせよ、ぼくが初めて肉眼でみた早紀江さん(馴れ馴れしく聞こえるかもしれないが、これが一番自然なのでそう呼ばせていただきます)は、実に美しい方であった。頭髪は雲の色になられ、お顔には無数のラインが刻まれている。その背中はじつに小さく、繊細だ。しかしながらぼくはそこにとてつもない美と滴り落ちるかのような気品及び剛健さをも肌で感じたのはなぜだろう。

確か五木寛之がなんらかの連載コラムで「金、金、金の世の中だ」と書いていたが、残念ながらぼくはそれを否定できるほどの立派な人間ではない。しかし横田早紀江さん、飯塚耕一郎さん、蓮池透さん、曽我ひとみさんたち拉致被害者家族の方々が戦ってきたこの「事件」は、決してお金では解決できない性質のものだ。何百万、何千万、何億円を積んでも愛する家族を取り戻すことはこれぞMission Impossible(MI)。その「解決策のない」血の滲むような苦悩と気の遠くなるような40年もの間(来年で42年目になる)体を張って猛進してこられた早紀江さんのその後ろ姿に、ぼくは地球より大きいものを感じたのかもしれない。そして自分の小ささも。

やがてめぐみさんの弟の拓也さんが会場に現れ、それに続き菅義偉官房長官が入り、早紀江さんの隣に座った。ぼくは今から五年ほど前、偶然東京駅新幹線ホームで同氏とすれ違って以来、勝手に同氏に親近感を抱いているが、最近「拉致担当大臣」なる新ポストを兼任することになったという。とはいえ、国は、政府はこれまで北朝鮮に取り残されている同胞たちを事実上見殺しにしてきた。これは何も菅さん一人に責任を押し付ける訳ではないものの、2002年の小泉訪朝でわずか5名の日本人が救出されただけで、この16年間何もできないできたことを考えると、我々一般の国民は決して政府への厳しい視線を切らしてはなるまい。だいいち、国民も国境も守れずしてなんのための国会議員か。化粧するだけが才能の三原じゅん子さんのような ‘fake politicians’ が、この国は単純に多すぎるのだ。そして何と言っても無能で、無気力で無思考の世襲議員の圧倒的数的優位が、横田めぐみさんたち同胞の救出にこの41年間障害物として作用してきたことを、いったい誰が否定できよう。アメリカ合衆国のダイナミズムは、その「世襲の欠如」からうまれている。せいぜいブッシュ親子ぐらいだ。その点、ぼくは菅義偉というマーヴェリックなポリティシャン(少なくともその親類に元首相はいない)に、密かに期待している。

川崎の福田市長が、オープニング挨拶をした。最初はテニスの松岡修造かと思ったが、「私はこの集会は毎年これが最後であることを願っています。北朝鮮から全員が帰国すれば、もう開く必要がありません」と、じつに心に染みる言葉をマイクに吹き込んだ。そうだ、その通りだ。横田ご夫妻は、長年川崎に住んでこられたということもあり、市のバックアップ、そしてご近所のみなさんの支援体制も目にみはるものがある。1990年代の終わりごろだったと思うが、JR川崎駅前のビルの一室で「横田めぐみさん写真展」が行われ足を運んだことがあった。あの時も、川崎市主催か後援だったと記憶している。今年の春、新宿駅の地下通路でめぐみさんの写真展示ディスプレーに行った時も、あさがおの会がフルサポートしていた。カネ、カネ

カネの現代において純粋に凄い人たちだと言わざるを得ない。武士だ。

菅さんが登壇した。そのスピーチの一部は、ニュースでも大きく報道されたのでここで述べるまでもない。「今が正念場」とのニュアンスを感じたが、軍備なき外交を標榜する我が国の政府に過度に期待しては到底なるまい。相手が狡猾極まりない北朝鮮であるならば尚更だ。どうであれ、この神奈川肉ならぬ神奈川二区(勝手に変換されてしまった、神奈川ビーフ)の官房長官からは誠意が伝わってきた。ぼくに欠けているものだけに、大いに勉強になった。とはいえ、そのSincerityだけでは横田めぐみさんたちは帰ってこないのも事実だ。

金正恩に語りかけた横田早紀江さん

そして早紀江さんがご登壇された。そのお姿をニュースで拝見した読者もいるだろうが、数秒間の映像を切り取って編集後に番組で使われるため全体像を掴めないのがいけない。だからこそ、今回、Team JBとともに作ったショート・ヴィデオはフルにアップロードさせていただいた。

結論からいえば、すべての日本人が横田めぐみさんのお母さんの言葉に耳を傾けるべきだとの一点に尽きる。これまでこれといった支援活動をしてこなかった身としては、偉そうに言える立場にないのは毛頭承知している。そこは反省材料だが、率直な話これまでぼくはどうすればめぐみさんたちの救出に関われるのか、まったく見当がつかなかったのだ。自分に一体何ができるのかわからかなったのだ。いや、現時点でも確信をもっているわけではない。おそらく大半の読者も同じではないだろうか。単なる狼少年の遠吠えというか、言い訳にすぎないといえばそれまでだが、それが偽らざる素直な気持ちだ。そしてそれは同時に、ぼくが「逃げてきた」ことの同義語ともいえる。横田滋さんや早紀江さんたちが戦っていたとき、ぼくは逃げていたのだ。ただおこがましく言わせていただくのならば、いや、ぼくも、あなたも自民党議員も誰もかれもが放置していたわけだ。その間、早紀江さんの美しい髪のカラーは変化し、曽我ひとみさんの夫は天国に召された。

うまくは決して言えない。ただ言えることは、今までのぼくは間違っていたということだ。お調子者のトランプさんと、肥満児のキムさんがシンガポールで会談した今、どんな手段を取ろうとも、いかなる道を外れたマキアヴェリズムに徹しようともわれわれは日本人として同じ日本人を助けるべきではないか。巨人の次期監督がHARAさんになろうとも、EGAWAさんになろうともどうでもいいことだ。ただ、金正恩さんが自分の祖父および父親の代に行われた国家犯罪に対し真摯に向き合い、それを償う気持ちが1mgでもあれば、それはこれまでのMIが、インポッシブルならぬ “Mission Possible” 即ち拉致被害者救出というこれまで考えられなかった筋書きへと180度転換しうるということに他ならない。

早紀江さんはスピーチのなかで、北朝鮮の三代目に真摯に語りかけられた。思えば被害者のご家族たちは、金日成、金正日そして金正恩と三代の最高権力者たちと戦ってきたとてつもない侍たちだ。誇り高き日本人だ。ただもう時間がない。横田滋さんは、胃ろうをされていると少し前に新聞で読んだ。やはり「今」が勝負だ、1秒1秒が。

室町時代の15世紀から16世紀さらには朱印船貿易が行われた頃、我が国の祖先たちは中国王朝、朝鮮そして東南アジア諸国に日本刀を売って外貨を稼いだ。他に類を見ないほど「キレた」からだ。それでは、この21世紀の刀とは何か。情けなくも憲法により軍事力に制約がかけられたままの今、それは日本海のはるか向こうに片手を伸ばし故郷の大地をもう一度踏みたいとの一心で助けをまっている人々を想う力、Imaginationではないだろうか。アインシュタインはかつていった。

Imagination is more important than knowledge.

今こそ日本刀を帯刀しようではないか。

最新刊! 童話「デブとファットマン」2匹の家畜の物語 | 谷山雄二朗著

Japan Broadcasting Books ニュース!

みなさま、お待たせしました。

待望の童話「デブとファットマン」が、満を持して弊社から出版されました! 谷山雄二朗ワールドを、思う存分お楽しみください。

なお、英語版と日本語版は、編集部の意向もありそれぞれエンディングが異なっている点も注目です。そうです、なんとダブルでお楽しみいただけるのです!

童話でありながら、ユーモア小説でもある。楽しみながら英語をマスターする一冊としても、フル回転間違いなし。

それでは、みなさん、「ファットランド」でお会いしましょう!

以上、最新刊の痛快ご案内でした!

トランプ・金正恩の「トラ金」会談が、東京で行われるべき5つの理由

The 5 reasons why Trump should meet Kim in Tokyo.

AP通信は今日の正午、アメリカ合衆国大統領トランプ氏が、北朝鮮の金正恩書記長に「五月末までに」会うと約束したと報じた。

それが仮に事実だとするならば、そこで極めて重要なことは日本が蚊帳の外に置かれないことだ。そしてその為にも、「トラ・金」会談は東京で行うことが望ましい。地政学的に「中間地点」でもあり、プロゴルファー・ドナルドとキャディー・シンゾーの密な関係を活かす最大の見せ場でもある。

ホワイトハウスは、「Trump’s meeting with Kim would take place “at a place and time to be determined”. 」との声明を発表。両氏の会談の場所、日時はいずれ決定するということだ。

当の「虎ンプ」大統領は、”Kim Jong Un talked about denuclearization with the South Korean Representatives, not just a freeze” 「金正恩は朝鮮半島の非核化を、韓国代表団と話し合った。凍結だけじゃなく」と自慢げにツイートしたが、11月に中間選挙を控える同氏が国内向けにポイントを稼ぎたいとの思惑も透けて見えてくる。

そこで、「トラ・金会談が、TOKYOで行われるべき5つの理由」を書き下ろしてみたい。

  1. 日本は、当事国だ。北の核兵器が照準を合わせているターゲットは、他ならぬ我が国であり、だからこそ主体的立場で朝鮮半島非核化をリードすべきだ。しかも金正恩は、一昨日韓国代表団と平壌で会った際、「同じ朝鮮民族に核を落とすことはしない」と約束したと一部のメディアでは報じられている。とすれば、やはり現実的な仮想敵国は米国よりも、Japanとなる。
  2. 地政学的に、ワシントンと平壌の間に東京はある。韓国政府は当然ながらすでに水面下では、同国で行うよう働きかけているだろうが(中国も北京開催を狙っている)、北朝鮮からソウルは最短距離で30kmしか離れておらずアメリカ合衆国大統領自らが出向くには、リスクが大きすぎる。金正恩の意思とは関係なく、徹底した反米帝国教育で洗脳されてきた北朝鮮軍部の一部の将校らが「暴発」しないとも限らず、となれば国境沿いに配置されているとされる100万人の北の兵士は、瞬く間にトランプを包囲しかねない。
  3. 箱根にある「富士屋ホテル」が、会談場所にふさわしい。東京から車でわずか1時間。ロマンチストと言われてしまえばそれまでだが、同ホテルは”Imagine”で名高い「ジョン・ウン」ならぬ「ジョン・レノン」が来日するたびに小野洋子夫人と共に宿泊。平和および半島の非核化を話し合うのに、絶好の場所として世界に強いメッセージを発信できる。「トラ金」が、一緒に貸し切り露天風呂に入った暁には、Japan外交の大勝利だ。
  4. 治安面で、TOKYOに勝る大都市はない。なにせ様々な媒体で「世界一安全な大都市」に毎年選ばれているぐらいだ。また、それが箱根ともなれば、ますますテロリストらは急襲しにくくなる。金正恩は、静岡空港から箱根入りするという選択肢もある。ただし、トランプには前回のような「横田基地」からの入国に対して日本政府は事前にNOを突きつけておく。あの手法では、正規の日本入国の法的手続きを取ることなく「米国の政府関係者やCIAは誰でも勝手に出入国できる植民地ジャパーン」という恥ずべき実態を世界に露わにするだけ。
  5. 中国に半島非核化の主導権を渡してはならない。発表されているだけでも、同国の最新の軍事費統計は18兆円。南シナ海および尖閣における慇懃無礼な軍事行動は、ご存知の通りだ。ここでさらにポイントを稼がせてはならない。

以上が、うるさい日本人が思いつく5つの理由である。

言うまでもなく、平壌から陸路でいけるという利点は北京にある。金正恩もその肥満体を飛行機に載せることは、それなりに抵抗があろう。墜落したらお終いだからだ。とはいえ、逆にだからこそ日本政府がトランプに「TOKYOでなければ会わない」と言わせられるか否かが勝敗の分かれ目となろう。いや、そこは何としてでもアメリカ合衆国政府を説得すべきではないか。自衛隊および47,000名の在日米軍が「トラ金会談」の安全性を担保する – ことを武器に、そして「同盟国」として今こそ安倍首相にはその外交手腕を発揮していただきたい。

最後に余談だが、私が幼少期を過ごしたバンコックでは、「トラの金タマ」と呼ばれるフルーツがあった。オランウータンならぬ「ランブータン」がそれで、丸い赤い身に緑の毛が生えてて甘い。そして、たしかに犬などのほ乳類オスの’性器袋’に似ている(虎の金玉は、あいにく見たことがないが)。

もちろん会談が流れる可能性もあろう。どうであれ、平壌のこれまでの有言不実行の狡猾さに騙されぬよう日本人は1秒たりとも油断してはなるまい。繰り返すが、核弾頭を搭載した北のICBMは、東京に照準を合わせているのだから。

‘赤旗少女’と、9条を考える憲法 「記念日」!

今日は、憲法記念日だそうだ。

二日前、渋谷のR246と明治通りの交差点で、赤信号にぶつかった。小雨が降る中、うるさい日本人が愛車 ‘FATTY’ (タイヤが極度に肥満化した米国アラスカ発の太った自転車。雪専用)から一旦降りると、「九条改悪はんたーい!共謀罪はんたーい!」との横断幕をはためかせながら明治通りを行進していく大勢の人々がいる。

「スンマソン、この覇気のない方々は…..!?」

小ラダーに乗って写真をパシャパシャ撮っている女性がいたので、聞いてみる。望遠レンズは、210mmか。

「メーデーのDEMO行進です。ABE政権の間違っているところを正していくよう要求しています!」

「なるほど。メーデーといえば、あそこのノボリにも書いてあるけど’労働者の環境改善’ですね。非正規雇用の賃金UP、意味不明の’正社員崇拝’ の打破など、やるべきことは多々あるね」

「ありがとうございます!わたしたちも、そう信じてるんです」

わたし’たち’、というと、このカメラマンは第三者ではなく、同じグループに所属しているということか。青信号に切り替わるものの、無視して聞いてみる。

「あ、私ですか?赤旗のカメラマンです」

なるほど。どうりでホッペが真っ赤っ赤なわけだ。本稿では、とりあえず ‘マッカーサー’ とのコードネームで呼ぶことにする。

「長靴売れた大臣やら、津波は東北でよかった大臣やら、森友学園やら確かに安倍政権は相当タルンでいる。緊張感はゼロに近い。ただ、キミらの掲げる ‘九条改悪はんたーい’には、反対だな」

そう言うと、赤い靴を履いた女の子の如くあどけない顔をしたマッカーサーの表情が曇った。「ABE政権は憲法改正しようとしています。そうした間違った方向に行く勢力と、わたしたちは断固戦います」

「ちょっと待って。残念ながらぼくは自民党員でないけど、間違った方向に向かっているのは、むしろあのおデブさん率いる北朝鮮や、南シナ海で人工島を7つ埋め立て軍事基地化してしまった中国や、北方領土の択捉や国後にミサイルを配置したロシアだと思うんだけど」

と、うるさい日本人が反論すると

「ああ、まあそれは確かにその通りといえばそのとおりです」

と意外と物分かりのいいマッカーサー将軍。さらに、金正恩がミサイルを発射したら、10分以内には宮益坂に着弾するという危機、その’現実’に触れると、彼女はますます押し黙ってしまった。

「ただ」

「ただ?!」

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ジャイアン北朝鮮の核ミサイルを迎撃するのは、’ドラえもん ジャパーン’

四月二十五日本日は、北朝鮮軍の創設「85周年」だそうだ。

少なくとも、フジテレビのFNNニュースのサイトにはそう書いてある。ただ、それは嘘ではないか。同国がアメリカ合衆国とソ連の外圧によって人工的に「建国」されたのは1948年、よって小学校の足し算が出来る人であれば、今年は創設69年ということになる。

日本人を無数に拉致しておきながら、しらばっくれる国だ。そんな野蛮国家が発表することを、なぜ我が国のメディアは一考さえせずにそのまま受け止め「85周年」と安易に報道するのだろうか。その相変わらずの思考停止は、強調しすぎることはあるまい。

六度目の核実験ないしはICBM発射を今日、同国が行えばトランプ政権は「何かしらの対応」を取るとほのめかしている。正午12時8分現在、英国BBCが五分前に報じたところによると韓国釜山港に米原子力潜水艦 ‘Michigan’ が入港したとのことだ。キムならぬ‘キムチ正恩’(朝鮮には、フィギュアスケートのキム・ヨナから元大統領のキム・デジュンさらには先日平壌で拘束された米国系韓国人の人物の名前もキムであった。よって、本ブログでは差別化を図るために北独裁者は基本的にキムチ正恩でいこうと思う)が、実験を断行すればトランプによる何かしらの軍事行動は、十分に想定できよう。

 

‘1975年までに米軍の大部分が日本から撤退’

ジミー・チュウならぬジミー・カーター元米国大統領の国家安全保障担当補佐官であり、先のオバマ政権においても指南役として重責を担ったアメリカ合衆国の代表的論客 Zbignew Brezinski (ZB)は、1972年に出版した日本論「ひよわな花・日本」(サイマル出版)の中でこう述べている。

 

「四分の一世紀にも及ぶ対米依存と、それにまつわる複雑な感情からみて、国際的地位の向上を求める日本の努力は、アメリカに対する自己主張へ、さらに潜在的には敵対意識へと逸脱していきかねない。そのうえ、日本は世界的大国とみなされ、遇されたいと願いながら、しかもそのためには何をなさねばならないかを十分自覚するに至っていないために、問題はいっそうややこしくなっている」

今から四十五年も前に書かれた本だが、ZBはすでにその時点で「25年’にも’及ぶ対米依存」との表現を用いその異常性を指摘している。

その三倍の75年、すなわち「四分の三世紀」にも達してしまったその依存体質に、うるさい日本人などは正直唖然とするのだが。

さらに同氏は同著のなかでこうも述べている。若干長いが、引用したい。

 

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「過ちは二度とくりかへしません」と言った日本人。日本に核を落とすと言った、北朝鮮

北の肥満児が、元気である。

その名も、金正恩。

‘Last Samurai’ とは、トム・ソーヤでもトム・クルーズのことでもない。渡辺謙など、それどころではない。

三島由紀夫。

ぼくが知る限り、1970年11月25日に市ヶ谷で切腹した彼ぞ、Last Samurai に相応しい男である。

そんな彼が、「民族的憤激を思ひ起こせ – 私の中のヒロシマ」という寄稿文を書いたのは、昭和四十二年の八月のことであった。

その中で、ミシマはこう述べている。

『ヒロシマ。ナチのユダヤ人虐殺。まぎれもなくそれは史上、二大虐殺行為である。日本人は、「過ちは二度とくりかへしません」といった。原爆に対する日本人の民族的憤激を正当に表現した文字は、終戦の詔勅の「五内為に裂ク」といふ一節以外に、私は知らない』

民族的憤激を忘れた日本人

我々の祖先は、原爆をトランプ氏の先輩大統領ルーズヴェルト&トゥルーマン(前者が作製、後者が投下)によって二度と落とされたにも関わらず、なぜか「二度とくりかへしません」と言ったそうな。少なくともヒロシマの慰霊碑には、そう刻まれている。

かなり不可解な文面であることは言うまでもないが、(アメリカ政府が言うならば、まだ理解できる)いずれにせよ、おデブさんの金正恩率いる北朝鮮は「先制攻撃されたら、在日米軍基地に向け核をぶっ放す」と、事実上明言。日本人がいくら’くりかへしません’ と言ったところで、現実はその日本人が去勢された子羊であることを、痛ましいほど鮮明に浮かび上がらせる。

そこで考えてみよう。

在日米軍基地とは、すなわち日本領土のことである。130個以上という、とてつもなく多くの米軍基地が我が国にはある。それ自体が異常だがそれもそのはず、日本は「自分で自分を守れない国」だそうですので。六本木ヒルズとミッドタウンのちょうど目の前にも’赤坂通信センター’ なるヘリポート二つ整備した米軍基地がある。北朝鮮の「トランプ先制攻撃には、核で対応する」という’脅し’ のターゲットには、理屈上はTOKYOオリンピック2020会場から自転車でわずか5分のこの場所も、天現寺交差点の米軍基地「ホテル ニューサンノー」も、横田基地など首都圏すべてが含まれているわけだ。

にもかかわらず、北朝鮮のこうした核挑発に対しミシマの言う「民族的憤激」を果たして今日の日本人が抱いているかと言えば、間違いなく答えは否だろう。ヒロシマに至っては、核ミサイルを憂慮憤慨するどころか、同市のプロフェッショナル野球チームの10連勝で盛り上がっているくらいなのだから。

なにも四六時中怒れとは毛頭言わないが、今日の非常時に憤激一つできない国家に果たして未来などあるのだろうか。

最後にもう一つ、付け加えておきたい事。それは、どの新聞もどのネット記事にも日本の自衛隊の存在がゼロだということに他ならない。

これが極めて異常だと感じているのは、果たしてうるさい日本人だけだろうか?!

「沖縄の在日米軍基地で、アメリカ軍が不測の事態に備えスタンバイしている」という類のものは溢れているが、そこには「自衛隊」のカケラもない。これが戦後72年もの間、ワシントンにべったり追従してきた半永久米軍基地国家ジャパーンの実態かと思うと、もう情けなさを通り越してOMG。

核は、使えない兵器ということになっている。

ただ、相手は兄を真昼間のクアラルンプールで暗殺してしまう連中だ。恐ろしいことだが、核の使用も十分に考えられる。たとえ金王朝が地上から吹っ飛ぼうとも。

金正恩の最近の激太りも、まったくの想定外だった。ミシマのかつての’文士仲間’ 石原慎太郎も今では首がなくなってしまったが、あの肥満児も黒海キャヴィアの食べ過ぎかもう頭と胴体が、真っ直ぐに直結してしまっている。

余談だが、平和ボケ子羊国家の防衛軍 (Self Defense Forces) のトップにいるのが、あの田舎っぺ風の泣いてばかりのおばさんかと思うと、これまた正直いたたまれなくなる。

ああ、今日もミシマが泣いている。

原爆、holocaust, 北朝鮮。

民族的憤激、なう。

Good Rising!

雄乃字

トランプが北朝鮮の先制攻撃をためらう最大の理由

「ノースコリアは、米本土まで届くICBM をそろそろ完成させるのではないかとハラハラしている」

中国本土で、マンダリンを学ぶ米国人のジェフ(仮名)は昨日、ぼくの目の前で真顔で言った。彼のような危機感を抱き始めているアメリカ人が、着実に増えてきている。

アメリカ合衆国大統領トランプと、中国の習近平氏の首脳会談が今、行われているが、7日午前中(日本時間)、地中海の米海軍駆逐艦から50発のトマホーク巡行ミサイルがシリア空軍基地を目標に発射された、と欧米メディアは一斉に報道。

オバマ前大統領と異なり、トランプ氏が実力行使を行える人物であることが早くも判明した形だが、これで北朝鮮への先制攻撃も益々現実味を帯びてきた。分裂状態にある国内世論を団結させる為には、’共通の敵’ が必要だ。サダムフセインに次ぐ、common enemy が。

今回は、それがシリアのアサードになるのか、それともキム・ジョンウンになるのか。おそらく後者ではないか。

放射能リスク

ただ、2003年の米軍イラク先制攻撃と今回が異なる大きな点は、北朝鮮のターゲットが’核ミサイル基地’ になる公算が高いことだ。つまりトマホークが核弾頭を保有している格納庫に命中すれば、核が’爆発’ し放射能が周囲に飛散するケースも十二分に考えられる。

となれば、放射能汚染が北朝鮮と国境をシェアする核保有国ロシアおよび中国へと拡大する可能性も当然ながらでてくるわけで、3.11の時に日本人が経験し今もなお福島復興の妨げとなっている放射能汚染が、強風に乗りウラジオストクないしは吉林省へ拡大しうる。

最悪のシュミレーションとはいえ、そうなれば中露政府はワシントンに国家賠償を請求するであろう。かつて1965年から10年間続いたヴェトナム戦争で、米軍が’Agent Orange’ こと枯葉剤を大量にヴェトナムの大地に撒いた。その結果、最近広島国際大の客員教授にみごと就任した元結合双生児・ドクちゃん氏(ドクちゃんベトちゃん)のような重度の障害を持った子供が大量に生まれ社会問題となったことは、周知の事実である。

それでも謝罪一つせず、因果関係を今もなお否定しているアメリカ政府。それはヴェトナムが’小国’ だったためだ。しかし今回は大国ロシアと中国だ、放射能汚染が北朝鮮から拡大した場合、ヴェトナム戦争の時のようにしらばっくれる事は出来まい。

国力が弱いと、軽んじられる。それが弱肉強食の国際社会だ。本稿は新幹線の中で書いているが、ちょうど前方のテロップ掲示板に「米国際貿易委員会: 東芝のフラッシュメモリーに特許侵害の疑いを指摘」、と反日魔女狩りニュースが飛び込んできた。こうした狡いジャパンバッシング・弱者虐め(東芝は事実上破綻しているのだから)は、昔からアメリカ人の常套手段であることを忘れてはなるまい。

トヨタの豊田会長が、米議会で謝罪及び巨額の’賠償金’ を米国政府から脅し取られた光景もまだ記憶に新しい。なんだったのかアレは?! そう、Japan Bashing. よく分からない濡れ衣を着せられ、すぐ謝罪するATM。それぞ日本。だから頻繁にbullyされる。’同盟国’なる幻想に惑わされず、狡猾な米国と対等に喧嘩する気概と実力を日本はつけなければなるまい。

法外な言い値で、我が国はペンタゴンからミサイル防御システムをどんどん買わされていることを忘れてはいけないね。

自主防衛できない国家の惨めな現実。

トランプがどういう決断を下そうと、対処できる国家たれ、Japan.

Good Rising!

雄乃字