
こんにちは!
暖かい日々が続きますが、これは何も地球温暖化のせいだけではなさそうです。
ところで、先のG20の「主人公」は、やはりあのDonaldでした。
EU議長のDonald Tusk ➕Donald Trump.
イニシャルは、共にDT.
DDTは、悪名高き農薬。
偶然とはいえ、欧州大陸と北米大陸が共にDonaldの支配下にある訳で、これもまた珍しい。さほどコモンな名前でもない。あと挙げるとすれば、せいぜい幕張の Donald Duck.
Donald Trump’s nepotism has reached new heights ; という記事が欧米紙を賑わせている。ネポティズム、という言葉は縁故主義を意味する。
つまりは、コネ。
G20における世界銀行会合で、父親の代わりに娘のIvankaが米国代表の席に座った事をどの記事も揃って糾弾している。「だから縁故主義を禁止する法律があるのだ!」と、反トランプのリベラルメディアHuffpostなどは相変わらず鼻息が荒い。
トランプ政権とは、即ちアメリカ合衆国を単なるファミレスならぬファミリー・ビジネスにしただけのものであることを考えると、今回の件などまったく驚くに値しない。
まさに「ファミレス合衆国」。
よって来年の今頃は、おそらく
クッシュナー国務長官
イヴァンカ国連大使
トランプJr 法務長官
イヴァンカ娘(5歳) 子供省大臣 (新設)
が誕生している可能性さえある。
笑い話ではなく、現実的にありうる。
何故ならば、北米のDonaldは読者もご存知のとおり予測不可能だからだ。米国を「家族経営のファミレス」化してしまったからこそ、同大統領は同じ共和党議員たちからも嫌悪されている。
少なくとも、ぼくが昨日インタビューしたマッチョな米軍横須賀基地関係者はそう述べていた。
では日本は、「ファミレス・ジャパン」?
それでは、肝心の我が国はどうだろう?
安倍家による「ファミレス・ジャパン」化しているだろうか?!
答えは、明らかにNO.
今日発表されたNHK世論調査では、安倍内閣の支持率が35%で、不支持率48%らしい。
その中でも、加計学園の問題で総理からの「圧力」があったと国民の大多数が感じていると、そのNHK世論調査は弾き出していた。
ぼくも当然あったと思う。
ただ、圧力といった類のものではなく、ちょっとした「友達ご紹介」レヴェルの口添えだったと推測する。
ただ政治とは、そもそもそうした「調整」をすることではないのか。
よって今回のカケーガクエンとかいう変な名前の案件が、それ程大騒ぎすべき問題だとは到底思えない。
やった、やらなかったの追いかけっこを国会という公共の場で行うほど愚かな民族なのか日本人は。
精神的インポテンツの元事務次官を利用した今日の国会も開くだけ税金の無駄だった、とうるさい日本人は考える。
北朝鮮の肥満児、一帯一路のおやじ、さらにはdeflation をはじめ、我々が真剣に向き合わねばならない真の課題は山積しているではないか。
そうした本当に考えねばならない主題の本質を見抜けず、ワイドショー的報道に踊り踊らされ単なる「言った言わなかった」の水掛け論に終始するメディア、国民と白痴政治家たち。
本当に、もうこの国の先はそう長くないかもしれないね。
Nepotism, とは先述した通り縁故主義、コネを悪用することを指す。
いくら近代国家が、情報公開やらクリーンな政治を標榜したところで、「ご縁」がまったく消滅することなどありえない。
結局、世の中は人と人だからだ。
どこまでがコネで、どこまでが「妥当な」人のつながりかの線引きをすることも、決して簡単な作業ではない。所詮は人間のすることだ。
安倍首相が、選挙で選ばれた訳でもない自分の兄を入閣させたならば、それは当然 nepotism と叩かれてしかり。
アッキー夫人によるブルドッグ級暴走は、今更指摘するまでもないが、とはいえ今回のカケー事変如きで内閣支持率が急落してしまったのであれな、日本というのは極めて愚かなで空っぽな目出度い国だということに他なるまい。
ファミレスとコンビニだらけの国家になりつつある日本。
そこには、マニュアル通りの思考だけが幅を利かす面白みゼロの街並みしかない。
つまらない列島国家になりつつある。
少し前に芥川賞を受賞した村田沙耶香の「コンビニ人間」。躍動感のある名作だ。彼女は、コンビニを通じて日本人の思考停止ぶりを巧みに皮肉っている。
アホ!ハゲ!のおばさん議員ではないが、今の時代ほど肩書きとウワベだけで政治家・国会議員になれる時代もなかろう。
しっかりせよ、日本人よ。
馬鹿は選挙で落とせ。怒れ。
目を覚ませ。
我々は民族として今日、確実に劣化している。詐欺師を見抜けない人間が、多すぎる。
三島由紀夫も、泣いている。
Good Rising!
Thank you
雄乃字