‘赤旗少女’と、9条を考える憲法 「記念日」!

今日は、憲法記念日だそうだ。

二日前、渋谷のR246と明治通りの交差点で、赤信号にぶつかった。小雨が降る中、うるさい日本人が愛車 ‘FATTY’ (タイヤが極度に肥満化した米国アラスカ発の太った自転車。雪専用)から一旦降りると、「九条改悪はんたーい!共謀罪はんたーい!」との横断幕をはためかせながら明治通りを行進していく大勢の人々がいる。

「スンマソン、この覇気のない方々は…..!?」

小ラダーに乗って写真をパシャパシャ撮っている女性がいたので、聞いてみる。望遠レンズは、210mmか。

「メーデーのDEMO行進です。ABE政権の間違っているところを正していくよう要求しています!」

「なるほど。メーデーといえば、あそこのノボリにも書いてあるけど’労働者の環境改善’ですね。非正規雇用の賃金UP、意味不明の’正社員崇拝’ の打破など、やるべきことは多々あるね」

「ありがとうございます!わたしたちも、そう信じてるんです」

わたし’たち’、というと、このカメラマンは第三者ではなく、同じグループに所属しているということか。青信号に切り替わるものの、無視して聞いてみる。

「あ、私ですか?赤旗のカメラマンです」

なるほど。どうりでホッペが真っ赤っ赤なわけだ。本稿では、とりあえず ‘マッカーサー’ とのコードネームで呼ぶことにする。

「長靴売れた大臣やら、津波は東北でよかった大臣やら、森友学園やら確かに安倍政権は相当タルンでいる。緊張感はゼロに近い。ただ、キミらの掲げる ‘九条改悪はんたーい’には、反対だな」

そう言うと、赤い靴を履いた女の子の如くあどけない顔をしたマッカーサーの表情が曇った。「ABE政権は憲法改正しようとしています。そうした間違った方向に行く勢力と、わたしたちは断固戦います」

「ちょっと待って。残念ながらぼくは自民党員でないけど、間違った方向に向かっているのは、むしろあのおデブさん率いる北朝鮮や、南シナ海で人工島を7つ埋め立て軍事基地化してしまった中国や、北方領土の択捉や国後にミサイルを配置したロシアだと思うんだけど」

と、うるさい日本人が反論すると

「ああ、まあそれは確かにその通りといえばそのとおりです」

と意外と物分かりのいいマッカーサー将軍。さらに、金正恩がミサイルを発射したら、10分以内には宮益坂に着弾するという危機、その’現実’に触れると、彼女はますます押し黙ってしまった。

「ただ」

「ただ?!」

 

「はい。ただ、それでも憲法9条は日本の宝なのです。世界に誇るべき戦争の放棄が明記されているし」

「でも日本の周辺国の中ロ北朝鮮は、戦争放棄どころか核兵器をどんどん作って東京タワーに照準合わせてるんだぜ。憲法の前文にある ’日本国民は、平和を愛する諸国民の公正を信頼して’ とかいう部分一つとっても、金正恩や軍拡中国共産党が果たして ‘平和を愛する公正な人々’ なのかな?!」

真っ赤な「赤旗」の専属カメラマン、マッカーサーは答えない。いや、答えられないといった方が正確だろう。曖昧な返事に終始しつつ、DEMO行進の絵にレンズを向けシャッターを押す。

雨が若干強くなってきたようだ。

 

 

 

今日は、日の丸を掲げてはイケナイゾ

 

英国BBC放送のRupert Hayes 記者は、5月1日の記事 ‘Japan sends biggest warship to protect US supply vessel’ の中でこう述べている。

‘Both Mr Abe and Ms Inada are right-wing nationalists who want to scrap Japan’s pacifist constitution. That is all but impossible

全文は、上記のタイトルでGoogleって貰えればヒットするので興味ある方はぜひ。どうであれ、同記者は「安倍氏が目指す憲法改正は不可能である」と断定している点が興味深い。

これは、ヘイズ記者の個人的かつ希望的観測をそのまま言葉にしたものと考えていいだろう。彼自身が、’赤い少女’マッカーサーと同じく改憲に反対な典型的な欧米リベラル・ジャーナリストなのである。

反米でなく、脱米。

それぞ我が国が目指すべき進路だ。

名著「1946年憲法」を書いた江藤淳は、その中でいかに現在の ‘日本国憲法’ が Made by Douglas McArthur だったかを繰り返し強調している。この憲法があるかぎり、「日本が半永久的米軍基地国家であり続ける」ことにも、憂慮している。

まったく同感だ。

戦争をするためでなく、その真逆;つまり国と世界を守るためにこそ、「陸海空軍を保持する。交戦権は認める」と明記する。過度に周辺国を信頼し、火傷をしてきたのが戦後日本の政治であった。慰安婦合意の失敗一つとっても、相手国への過信そのものではなかったか。ましてや、最近の報道によるとソウル日本大使館前に「強制労働者像」を設置することを、韓国政府が黙認するという。

 

結局のところ、我々日本人の民度の問題なのだ。

釈迦に説法だろうが、読者諸君にはこのうるさい日本人の愚かな考えを、ようくご自分で考えてみて欲しい。民主党は論外ながら、自民党にしても狡猾な人々の群れである。それは、1955年に改憲を全面に掲げて結党したにもかかわらず、今日までのちょうど70年間まったくそれを成し遂げてこなかったことが証明している。

銀座駅前で、渋谷で、新宿で、品川駅前でわたしは自民党の政治家が憲法改正が必要である、との演説をぶつのを一度も聞いたことがない。つまり、彼らの改憲への本気度とは、所詮その程度だということだ。

有権者受けしそうなことしか、触れない。

国家として本当に必要なAGENDAには、見向きもしない。

That’s POPULISM. 唾棄すべき衆愚政治。

そうして、国はチワワへと堕ちていく。

 

 

あ、最後に一言。

まちがえても今日は、日の丸を家の前に掲げたりしてはイケないぜ。だってそれって言うならば「おデブさん金正恩は、平和を愛する諸国民です!彼を信頼してます!」と公言しているのと同じですから。

つまりお馬鹿さん丸出しということで、かなりかっこ悪い。

そう、’タイのど田舎で逮捕された松田聖子’ さんよりも、ずっと。

FATTYに跨り体脂肪を燃やしながら、今日もそんな事を考えている。

 

 

Good Rising!

 

敬具

 

谷山雄二朗

「JB」Japan Broadcasting 編集長

 

 

 

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